SERVICE沈下修正

安心・安全で快適な住環境を蘇らせる沈下修正

沈下修正は、不同沈下により傾いた住宅の土台あるいは基礎を直接ジャッキアップ等の方法で持ち上げることにより、住宅を初期の水平な状態にもどすものです。

弊社では主に、基礎下から嵩上げする方法のひとつであるアンダーピニング工法(鋼管圧入工法)による沈下修正工事で住宅を水平な状態にもどし、安心・安全で快適な住環境を蘇らせます。

アンダーピニング工法は、引越しをせずにそのまま生活していただきながら沈下修正を行えることや、支持層まで鋼管を打ち込むので沈下修正後の再沈下の危険性がほとんどないこと等、優れた特徴を有するポピュラーな沈下修正工法です。

アンダーピーニング工法の具体的な施工方法

まず、住宅の基礎下を掘削してジャッキを設置。住宅の荷重とジャッキの力を利用して、地盤に鋼管杭を打ち込んでいきます。
支持地盤まで鋼管が届いたら、今度は支持地盤を反力にして、住宅が水平になるまでジャッキアップをおこないます。住宅が水平になったら、掘削部分を埋め戻すとともに、ジャッキアップ分をコンクリートあるいはモルタルにより充填して施工完了です。

住宅に不同沈下が生じる原因

住宅に不同沈下が生じる原因はさまざまですが、その多くは建築物側の問題ではなく、敷地地盤の問題だといわれています。

  • 不同沈下が生じる可能性のある地盤条件にも関わらず、十分な地盤補強対策を取らずに住宅を建設した場合
  • 不同沈下を防止するための地盤補強対策を実施したものの、設計上のミスがあった場合、あるいは施工上のミスがあった場合
  • 住宅の建設後、近隣において新規に建築物や盛土等の荷重が追加された場合

こうした場合には、住宅に不同沈下が生じることが少なくありません。また、この不同沈下の影響から建築物において、換気口まわりのひび割れ、基礎のひび割れ、床の不陸や建具の建付不良などの障害が生じることになり、さらに不同沈下が進むと住宅での生活が困難になります。

このような障害が発生した場合には、不同沈下調査を実施して、不同沈下の状況や障害の内容を把握するとともに、不同沈下の原因を究明することが必要です。

不同沈下の原因究明の結果、今後さらに継続的な沈下の発生が予想され、さらなる障害増加の可能性が高いと判断される場合、あるいは不同沈下により住宅での生活に支障がある場合には、住宅を初期の水平状態へもどすために、沈下修正工事を実施する必要があります。