「miaxis」(マイアクシス)とは構造計算によって軸力を算出し、基礎の剛性も併せて検討したうえで改良体を適切に配置した地盤改良設計を行います。構造計算を行うことにより、従来は説明が出来なかった地盤改良設計の根拠を明確にすることができます。
地盤改良工法の選定や安全性の確認、またはコストダウン等、改良工事でわからないことは「miaxis」 が解決します。
これまでの地盤改良設計は、建物の構造計算は考慮していません。
そのため建物の荷重を一定なものとして仮定して設計しており、改良杭は建物基礎に対して均等に配置されていました。
しかし実際の建物荷重は1階の柱に荷重が集中し、さらに柱ごとに荷重が異なります。
この柱にかかる荷重を軸力といいます。
これまでの設計手法には以下のような問題がありました。
必要以上の改良杭が配置されている(コスト的に無駄が発生します)
配置された改良杭では支えきれない(構造的に問題が発生します)
軸力が小さい柱の下は改良杭が不要になる場合があります。
軸力改良杭の支持力を超える場合は、改良杭の追加や配置の見直しが必要になります。
基礎断面図を基に基礎の剛性を計算。
基礎梁検討書
軸力図と基礎検討書を基に、改良体を最適な位置へ配置します。
弊社の標準地盤改良設計となる「miaxis」は、2023年12月「杭配置システム」「杭配置方法及び杭配置プログラム」として、特許(特許第7395164号)を取得しています。